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SYDのご紹介

SYD(公益財団法人修養団)は、人生の充実を願い、心を磨き、潤いのある家庭や地域社会、職場を作ろうとする人たちの集まりです。

1906年(明治39年)2月11日に、東京師範学校(現在の東京学芸大学)に在学中の蓮沼門三(1882~1980)を中心とする学生達によって創立されました。

平成23年3月22日には内閣総理大臣より「公益財団法人修養団」として、認定を受けた社会教育団体です。

2016年2月には創立110周年を迎えました。

“愛と汗”の精神を理念とし、世界の福祉と平和に寄与することを目的として、「心の教育」一筋に青少年の健全育成を中心としたさまざまな活動をおこなってまいりました。

今、みんなの幸せを願う『幸せの種まき運動』を全国的に展開し、各地(国内外)で多彩な活動が展開されています。

平成29年度 基 本 方 針

“みんなでまこう!幸せの種”
連携・協力し、一人ひとりを大切に!

 昨年は4月に熊本地震、8月に北海道・岩手での豪雨災害があるなど、各地で自然災害に見舞われました。 熊本地震直後には福岡県や鹿児島県、広島県からSYDの青年ボランティアが駆けつけて支援物資の整理作業等を行い、 その後もSYD青年部の呼びかけで各地の青年たちが温かな食事を避難所に届ける活動を実施しました。

 海外では、シリアやイラクなどで戦火やテロが続き、イギリスのEU離脱決定、北朝鮮の核開発など、世界の平和や経済に不安定な要素が多く見られます。また国内では、原発の再稼働、企業における不正や過重労働のほか、乳幼児の虐待や学校でのいじめ、障がい者施設での殺傷事件などがあり、社会における信頼関係が揺らぎ、弱者が取り残されていく状況が心配されます。この中にあって修養団は「愛と汗」を基本に、人と人、団体と団体との連携・協力を図り、一人ひとりを大切にする「幸せの種まき運動」を展開して、みんなが幸せになる社会の実現を目指します。

 そのために、引き続き青少年健全育成事業、講習・講演活動、クラブ・連合会活動の充実と参加者拡大を図り、あわせてリーダーや後継者の育成に努力していく所存です。

 さらには、学校や企業、諸団体・機関に積極的に働きかけ、広く社会に呼びかけて事業を実施し、「こんにちは!」という“ふれあいの種”、「どうぞ!」という“思いやりの種”、「ありがとう!」という“よろこびの種”の3つの種をまく「幸せの種まき運動」を力強く展開してまいります。

理事長随想

企業研修と人づくり

御手洗 康

 正月早々、福島の猪苗代湖畔のホテルでおこなわれているある企業の修養団研修会を見学させていただいた。社員は毎年1回この研修会に参加することになっており、今年で9年目になるそうです。毎日家庭で食べる食材を作っている会社ですので、品物を売ってそこで仕事が終わりになるのではなく、お客様が無事に食べ終わって初めて仕事が終わる、という信条の下に、安全で美味しい食べ物を、安心して食べていただくことを一番大事にしているということです。正月が終わってほっとしたこの時期に毎年第一回目の修養団研修をおこなって、気持ちを引き締めて新しい年の仕事に取り組むようにしているのだそうです。社長、会長も一受講者になって、社員と一緒に童心行や厳寒の猪苗代湖での水行にも加わっておられました。この姿勢があってこそ社員もついていくのでしょう。

 多くの企業で知識や技術に関する研修をおこなっていますが、働く人によってそれが活かされもすれば、無駄にもなります。とりわけ直接人と接する仕事では、人を思いやり、明るく楽しく仕事ができるかどうかが仕事の成否を大きく左右します。知識や技術を超えた仕事への情熱や使命感を大事にする企業の人づくりに、修養団研修が果たす意義を改めて確信することができました。

 教育基本法には「人格の完成」と「国家及び社会の形成者の育成」という教育の目的と併せて、「国民一人一人が、自己の人格を磨き、豊かな人生を送ることができるよう」生涯にわたって学習することができる社会の実現を目指すという生涯学習の理念が掲げられています。これは、修養団の目的とほぼ同じといってよいでしょう。

  修養団の設立は教育基本法よりも40年も前になりますが、機関誌『向上』の名前が示すように、人格の向上を目指して設立されました。『蓮沼門三の言葉110』の最初にありますように、初代主幹は人格の向上は何もむずかしいことではなく「世の中に好かれる人柄」をつくることだと言っています。そして、そこから「さらに一歩進んで、家のためはむろんのこと、人のため、世のため、国のため、全人類のために役に立つ人」になることだと教えています。国のため、全人類のためということになると少し気後れがしてしまいますが、人に好かれるような人柄をつくるということであれば誰でも目指すことができそうです。そして、それは生涯にわたる課題です。

 学校でも知識や技術を身につけるだけでなく、それを通して人格の完成を目指した教育がおこなわれていますが、修養団はこれからも青少年活動や講習会・企業研修などを通して、誰もが「こんにちは」「どうぞ」「ありがとう」ということができ、豊かな人生を送ることができるよう、クラブ・連合会の皆さんとともに進んでいきたいと思います。

s_syd_director
●みたらい・やすし/昭和44年文部省入省。教育助成局長、初等中等教育局長、文部科学審議官等を経て、 平成15年文部科学事務次官。17年放送大学学園理事長、23年帝京大学顧問・帝京大学教職大学院客員教授、教科書研究センター 副理事長。25年修養団理事となり、26年6月理事長に就任。


「創立者・蓮沼門三」と「誓願」

●誓願●

人よ醒(さ)めよ醒めて愛に帰れ
愛なき人生は暗黒なり
共に祈りつつ
すべての人と親しめ
わが住む郷(さと)
一人の争う者もなきまでに

人よ起(た)てよ起ちて汗に帰れ
汗なき社会は堕落(だらく)なり
共に禱(いの)りつつ
すべての人と働け
わが住む里に
一人の怠(おこた)る者もなきまでに

 SYDは明治、大正、昭和、平成と約1世紀にわたり民間の社会教育団体として、総親和・総努力・総幸福の社会実現をめざし、 青少年の健全育成を柱に家庭教育、社会人教育など多彩な事業を展開してきました。

右掲の「誓願」はSYDの創設者である蓮沼門三初代主幹が作り、大正9年にSYDの機関誌である「向上」に掲載されて以来、すべてのSYD活動の基本理念として受け継がれているものです。

東京師範学校の仲間と蓮沼門三

 修養団創立への道程は明治36年(1903年)、蓮沼門三が東京府師範学校へ入学し、汚れた寄宿舎を見かねて単身美化活動を始めたことに端を発します。

 門三青年は単身この美化活動を続け、同志が生まれたのは37年1月に入ってからでした。雑巾をしぼった時、腫れあがった手の甲が破れ鮮血が吹き出し、 バケツの水を赤く染めても、雑巾がけを続ける門三を見た同室の一人が心を動かされ、協力を誓ったのです。それからは次々と同志が生まれました。

 こうして明治39年2月11日、師範学校の食堂に、全職員、学生約400人が集い、修養団が産声を上げました。

SYD創立110周年記念大会

 創立110周年にあたり、2016年 (平成28年) 2月7日(日)に東京都渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターカルチャー棟大ホールにおいて、SYD創立110周年記念大会を開催しました。皇太子同妃両殿下の行啓をいただき、皇太子殿下よりお言葉を頂きました。

皇太子殿下のお言葉(全文)

「修養団創立110周年記念大会に、多くの関係者の皆さんと共に出席できることを、うれしく思います。
 修養団は明治39年の創立以来、一貫して「愛と汗」の理念と実践により明るい社会を建設し、世界の福祉と平和に貢献することを目的に、心豊かな子供を育てる体験活動、ボランティア活動、講習会など各種の社会教育活動を展開して、社会に大きな貢献をしてきました。
 創立以来110年、時代の変遷とともに社会教育活動をめぐる環境も大きく変化してきたことと思いますが、修養団の皆さんのたゆみない努力で幾多の困難を乗り越え、現在も活発に活動されていることに対し、深く敬意を表します。
 これからも「愛と汗」の精神に基づいた「こんにちは!どうぞ!ありがとう!の幸せの種まき運動」が更に進み、一輪でも多くの幸せの花が咲き、明るく平和な世界が実現することを願い、大会に寄せる言葉といたします。」

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